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- 変形性リスフラン関節症
足の甲にあるリスフラン関節が変形している状態で、関節が浮き上がり、足の甲が盛り上がってきます。外傷・関節リウマチ・外反親指の合併などで負担がかかり、症状につながります。
神経が上を通っているため、神経痛や痺れを引き起こすこともあり、足の甲に骨棘ができて痛むため正座をすることが難しくなることもあります。
基本的に自然治癒することがないため、早期の検査と治療が大切です。
変形性リスフラン関節症の症状
- 足の甲が腫れている
- 足の甲に体重をかけると痛い
- パンプスを脱いだあと足の甲に跡が残る
- 足の甲が痛くて歩くのがつらい
変形性リスフラン関節症の原因
足の裏や指の機能低下、歩行障害が原因です。
とくに外反母趾・扁平足など、別の場所に変形がある場合、足裏のアーチが機能しなくなりクッション性がなくなります。それによって体重を逃がすことができずに、骨や関節に負担がかかることから発症します。
高所からの転落による外傷や、スポーツでのケガによっても起こります。
変形性リスフラン関節症の検査方法
問診・視診・触診
まずは問診にて、患者さまご自身のお考えやお悩み、生活習慣や既往歴についてお伺いします。また、視診・触診にて状態をしっかり確認します。その後、必要であれば各種検査を行います。
レントゲン検査・CT検査
必要な場合にはレントゲン検査・CT検査を行います。たとえば、足の甲にあるリスフラン関節のまわりの足根中足関節の破綻などを確認します。
変形性リスフラン関節症の治療
軽症の場合
主に、装具の使用によって治療をします。
装具
- ギプス
- インソール
など
重症の場合
2〜3か所、1センチ程度の範囲で皮を切り、人工靱帯によって靱帯再建を行います。手術時間は15~30分程度ですが、術後1か月程度、かかとで歩く必要があります。