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院長紹介
院長
林 宏治(はやし こうじ)
ご挨拶
大阪Footクリニックのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
当院は整形外科の中でも、とくに「足」の治療を得意とするクリニックです。足は、体の中で唯一体重による負荷を直接受けるため、トラブルが起こりやすい部位です。しかし、日本には足の専門医が数少なく、原因がわからないまま悩み続ける方も少なくありません。
一方で、足の痛みが必ずしも足に起因するとは限りません。そのため、当院では整形外科全般にも対応しています。
私は、奈良県立医科大学を卒業後、同大学の整形外科学教室に入局し、大学院進学時に「足の外科」を専攻しました。イギリスで機能解剖学の研究をした時期もあります。大学院卒業後は主に大手前病院で、足を中心に下肢関節疾患全般に対する多くの手術を執刀しました。
これまでの経験を活かし、患者さま1人ひとりに適した治療を提供させていただきます。地域に貢献する専門医として尽力いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
経歴
- 1990年大阪府立生野高等学校 卒業
- 1997年奈良県立医科大学(医学部) 卒業
奈良県立医科大学整形外科学教室 入局
奈良県立医科大学附属病院 臨床研修医 - 1998年奈良県立奈良病院 臨床研修医
- 1999年阪奈中央病院 整形外科医員
- 2005年英国留学
(Musculoskeletal Biology and Sports Medicine Research,
School of Biosciences, Cardiff University) - 2006年奈良県立医科大学大学院医学研究科博士課程 修了
岡波総合病院 整形外科医長 - 2007年大手前病院 リハビリテーションセンター長
- 2012年奈良県立医科大学臨床准教授
- 2017年奈良県立医科大学臨床教授
- 2018年大手前病院 足の外科センター長
資格
- 医学博士
- 日本専門医機構認定 整形外科専門医
- 日本足の外科学会認定足の外科認定医
- 日本整形外科学会認定 スポーツ医
- 日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
- 日本整形外科学会認定 リウマチ医
- 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
- 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
- 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本足の外科学会(評議員)
- 日本スポーツ整形外科学会(代議員)
- 日本リハビリテーション医学会
- 奈良スポーツ医学研究会(世話人)
- 近畿足の外科研究会(世話人)
授賞歴・社会活動
- 2013年日韓トラベリングフェローシップ選出(日本足の外科学会)
第2回日本足の外科学会・学術奨励賞授賞 - 2000~2020年奈良県サッカー協会スポーツ医学委員長
- 2020年~北海道コンサドーレ札幌チームドクター
- 2023年~奈良クラブマッチドクター
ドクターズインタビュー
2023年8月に開業した大阪Footクリニック。林宏治院長は25年以上にわたり足だけでなく下肢関節疾患全般の手術を中心とした診療実績を持ちます。院長はとくに足の外科としての高い専門性を持ち、整形外科全般の幅広い知識や経験を活かしつつ、小児・高齢者・スポーツをされている方々のあらゆる足の症状を改善してきました。
林院長は長年足を専門として活動していますが、現在日本での足の専門医数は十分とは言えず、足の外科学会の認定する専門医資格も2023年にできたばかりです。
貴重な専門医として地域医療に貢献する林院長に開院の理由・クリニックの強みや治療方針・患者さまへのメッセージなどをお聞きしました。
INTERVIEW01足の外科として開院された理由を教えてください
私は中学生のころからサッカーをしていたのですが、高校1年生のときに不整脈を指摘され部活動を断念することになったんです。そこから勉強にシフトして医師を目指しはじめました。
大学時代に出会った医師から「サッカーをしても大丈夫だ」と言われ、サッカーを再開することが出来ました。そのとき、医師の判断によってはスポーツを続けられる可能性があるのだと実感したんです。
そのような経験とスポーツが好きだという理由からスポーツに関わる専門医を目指そうと決めて整形外科を選択しました。
サッカーではとくに足のケガが多いので大学院の博士課程で「足の外科」を専攻しました。イギリス留学でスポーツに関する機能解剖学を研究した時期もあります。
大学院修了後は総合病院で長く働いてきましたが、総合病院だと重症の患者さまの手術を執刀することが中心です。でも、全体的にみると足のトラブルというのはリハビリなどの保存療法で改善できる軽症の方がほとんどなんです。軽症のうちに改善できればより多くの方の助けになると考えました。
また、総合病院では午後や土曜日の診察枠はなかったので、診療枠を拡大してもっと多くの方にお力添えできればと思ったんです。
それが、みなさまに身近な地域のクリニックとして開院を決めた理由です。
INTERVIEW02大阪Footクリニックの強みを教えてください。
1つめは、やはり足の専門医というのが強みですね。整形外科は、膝専門・股関節専門・肘専門・手専門などとても細かく専門分野がわかれている科なのですが、足の専門医は日本にはとても少ないんです。スポーツに限らず足のトラブルは私たちにとって身近なものですが、まだまだ専門的に診れる医師は多くありません。足の専門知識と実績が豊富だという点は当クリニックの大きな強みです。
2つめは、足の外科ではありますが整形外科領域全般を診ることができるので手の指先から肩・首・背中・腰を通って足先まですべてを扱っているのが強みです。足の痛みの原因は必ずしも足に起因するとは限りません。そのため根本的な解決のためには幅広く運動器全般を診ることが重要なのです。
3つめは、手術に対応していることです。当クリニック内では行うことができませんが、提携医療機関へ出向いて手術を執刀しています。
手術は重要な治療方法の一つですが判断を誤れば期待した治療効果は得られません。私はこれまで数多くの手術を執刀してきたからこそ手術が必要かどうかを的確に判断出来ますし、私自身が執刀することで手術に至る前の過程から手術後のリハビリまで一貫した方針での治療が可能となります。
また、手術そのものも十分な経験を活かした質の高い手術を提供させていただくので安心して手術に臨んでいただけると思います。
INTERVIEW03どのような患者さまが多くいらっしゃるのでしょうか。
患者さまの年齢層は幅広くお子さまからご高齢の方までさまざまです。どんな方でもお気軽にいらしていただければと思っています。
足の外科には捻挫・打撲・外反母趾・お子さまの成長痛・加齢による骨の変形などでお悩みの方が多くいらっしゃいます。一般整形外科には膝・腰・首・肩の痛みをお持ちの方が多いですね。
当院は20年以上この場所で開業されていた整形外科「ハタノクリニック」を継承して開院しました。前医の時代から引き続き通ってくださっている方もたくさんいらっしゃいます。そのため一般整形外科も幅広く診させていただいています。
若い方ではスポーツをきっかけとした症状での相談で来られる方が多いですね。社会人の方ではコロナ禍以降マラソンをされる方が増えたので、足や腰のトラブルでいらっしゃる方が増えました。
日常生活がラクになったという方もいれば、他院で「もうスポーツはできないかもしれない」と言われたけれど当院でのリハビリ・手術などによる治療によって再開できるようになった方もいます。患者さまが喜んでくださるのを見るととても嬉しいですね。
INTERVIEW04ご来院を考えられている方や患者さまへ、メッセージをお願いします
整形外科のお悩みがあるならぜひお気軽にご相談ください。紹介状なしでも大丈夫です。地域のかかりつけ医としてみなさまの期待にお応えできるようこれからもスタッフ一同尽力いたします。
特に足の疾患については25年以上の診療経験がありますので、患者さまごとの状態に応じて、患者さまの目線になって、できる限り求めていらっしゃることに応えつつしっかりサポートさせていただきます。
患者さまの症状だけでなく、それぞれの生活に適した治療やリハビリを行っていますのでご状況やご希望もぜひお聞かせください。同じ疾患でも仕事内容、お子さまの年齢、ご両親の介護をされているかどうかなど、事情によって本当に適切な治療というのは異なります。時間をかけてゆっくり治したい方もいれば早期回復が必要だという方もいらっしゃいます。
どんな状況の方でも安心していらしてください。