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- 扁平足
足のアーチが低下し、土踏まずがあまりない状態、または消失した状態です。
足のアーチには、歩行時の衝撃を吸収して、足の筋肉や関節を保護する役割があります。扁平足ではこの機能が低下し、足の痛み・疲労・変形などが起こりやすくなります。
足にうまく体重をかけることができないため体が安定せず、片足立ちがしにくいのが特徴です。外反母趾などを引き起こす原因にもなりえます。
扁平足の症状
- 歩くと足が痛くなる
- すぐに足に疲労を感じる
- ひざ、股関節、腰が痛い
- 内側のくるぶしの下が腫れている
- 内側のくるぶしの下が痛い
扁平足の原因
親が扁平足である場合の遺伝、成長過程で足のアーチが十分に発達しなかったことなどが原因で発症します。
また、後天性の扁平足としては運動不足・肥満・加齢・ケガなど、さまざまなことが原因となりえます。
扁平足の検査方法
問診・視診・触診
まずは問診にて、患者さまご自身のお考えやお悩み、生活習慣や既往歴についてお伺いします。また、視診・触診にて状態をしっかり確認します。扁平足かどうかはアーチ効率を基準にします。舟状骨高÷足長×100で測り、一般成人は約13%が正常です。
必要であればレントゲン検査も行います。
レントゲン検査
必要な場合にはレントゲン検査を行います。たとえば、体重をかけた時の足の像を確認し、重症度を評価します。
扁平足の治療
軽症の場合
装具の使用、お薬の服用、ご来院いただいてのリハビリテーションによって治療をします。
装具
- インソール:足のアーチを支え、土踏まずを上げる中敷のようなもの
など
お薬
- 消炎鎮痛剤入りの湿布、軟膏、クリーム
など
リハビリテーション
- 足の裏にある足の指を動かす筋肉の筋力を強める訓練
など
重症の扁平足の場合
扁平足の場合の手術としては、踵骨骨切り内方移動術・踵立方関節延長固定術・踵骨外側支柱延長術・内側楔状骨骨切り術などがあります。